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finance and growth イントロだけ

handbook of economic growth, ch.12より.

<1.Introduction>

  • 金融市場の発展は成長の決定要因の一つか?

    もしそうであるなら,金融市場を発展させるような政策,制度改革が重要かも.

    ※「金融市場の発展」とは?→section 2 を参照.


  • [sec.2] 金融市場の発展→成長に影響を与える理論研究をみる.

    金融市場,機関,制度は,情報コスト・取引コストの低減を通じて成長に貢献するかもしれない.
    コスト低減分が資本蓄積や研究開発に回れば,成長に貢献する.

    ※成長との関係のみならず,所得分布や貧困の話と絡む研究もあり.


  • [sec.3] 金融市場の発展と成長の実証研究をみる.

    既存の実証分析では,次のような結果を得る.

    1.よりよい金融機関・市場を持つ国の成長率は高い.
    (ただし,金融機関or金融市場かは成長とは相関があまりない)

    2."simulaneity bias"は,1.の結果を説明できない.←?

    3.よりよい金融市場は,企業や産業のfinancial constraintを緩める.
    →これが成長に寄与する経路の一つ.

    ※ただし著者は,実証分析の手法や,金融市場の発展度合いのデータなどに関して批判を加えている.

  • [sec.4] 結論では,さらなる研究の必要性と,活発な最近の関連文献の紹介をする.

    根底にある疑問:もし金融制度が成長にとって重要であるならば,なぜある国で成長に寄与した金融制度が,異なる国では成長に寄与しないのか?」


<2. Finance Development and Economic Growth: Thoery>

金融市場は,空間・時間を通じて資源配分に影響を与える.
←市場のfrictionの緩和を通じて.

金融制度の機能を次のように(この本では)分類する.

  1. 可能な投資について事前的に情報を作り,それに基づき資本を分配する.
  2. 投資を監視し,資金供給の後,corporate governanceに努める.
  3. リスクの取引,多様化,管理を助ける.
  4. 貯蓄のプール並びに動員・活用.
  5. 財やサービスの交換を容易にする.

「金融市場の発展」とは,上記1~5の効果を強めること.

※以下,この分類に基づいて理論モデルを紹介している.
(以下未読のため,ここまで)

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